デニムやローライズパンツに近年、押され続けてきたスカートの逆襲が始まりそうです。パンツをはき飽きた女性が再びスカートに手を伸ばしているようです。

　2005年春のキーアイテムの一つが「ティアードスカート（tiered skirt）」。段々になった横切り替えが目印です。「tiered」とは、英語で「段々に重ねた」という意味。フリルやギャザーで段を目立たせるデザインが主流です。

　裾に向かって広がる「フレアースカート（flared skirt）」も復活しています。ふわっと膨らんだフェミニンなデザインが人気のようです。

　「ヒラヒラ、フワフワ」が目立った2005年春夏パリ・コレクションでは「アレキサンダー・マックイーン」がモデルをチェスの駒に見立てて、少女的なフレアースカートを見せました。「ルイ・ヴィトン」のマーク・ジェイコブス氏もパフスリーブのブラウスに膝丈のフレアースカートを合わせました。「ジュンヤ・ワタナベ」も白のシャツに黒のフレアースカートで、「シンプルフェミニン」を演出していました。

［関連リンク］
・「アレキサンダー・マックイーン」（ブランド解説）